突然だが、「愛とお金、どちらが大切ですか?」と聞かれたら、あなたはなんと答えるだろうか。愛がなければ人生は味気ないが、お金がなければ現実的に生活していけない。愛があれば世界が優しくなるが、お金があれば紛争や貧困などの諸問題は解決するかもしれない――このように、様々な切り口で考えることができる究極の選択である。「教えて!goo」に寄せられた「あなたは愛と金どちらが大事ですか?どっちもは『なし』でお答えください」から、他の人がどのように考えているのかご紹介しよう。
■どちらにも一理ある、愛派と金派の主張
まずは愛派の声。
「愛です。お金は頑張れば貯まるし増える」(hiromuneさん)
「愛です。お金は必要な時に必要なだけあれば良いと思います。一切いらないという訳ではありませんので。大金は人を堕落させます」(ころんママさん)
「お金で愛は買えません。愛があれば、いっしょにお金をためたり、ふやしたりすることができると思うんです! わたしは愛派です!」(ティラノサウルスさん)
続いてお金派の声。
「お金ですね。愛では食べ物は買えませんから」(ぼるくさん)
「金さえあれば大概のことは解決できる」(precure-5さん)
「お金。『愛は地球を救う』ったって、結局はお金。ほんとにお金無かったら、愛だなんて言ってる余裕無いです」(hyakkinmanさん)
このQ&Aを見る限りでは、愛派と金派、ほぼ同数の支持者がいるようだった。
■バランスが大事!?
また、「愛とお金のバランスが大事」とする意見も。
「必要最低限のお金さえないなら愛があっても心は貧しいだろうし、必要最低限のお金があれば、『それ以上のお金』よりは愛を選びます」(kawagutinozomiさん)
「若い時は断然『愛』でした。お金を軽んじた結果、今、貧困の極みです。やはり、お金も愛と等しく愛してゆくべきだった、とは。後の祭りです」(にげらさん)
他にはこんな回答も見られた。
「考え方としては、愛の方が大事です。そう思える相手がいるのを幸せに思います。でもお金も大事ですから、しっかり貯金してますよ。だから、比較できる問題じゃないと思います。水と空気のどちらかを選べと言っているのと同じだと思います」(haiji1996さん)
「愛を手に入れている者は『愛』と言う。愛が無い者・失った者は『金』と言う。きっとそれだけの違い」(gldfishさん)
愛とお金はどちらが大切か……。この質問は、どの答えにも正当性が見出せるところから、「どちらが正しいか」を議論するというより、回答によってその人の価値観を推し測ることができるリトマス試験紙のようなものなのかもしれない。
武藤弘樹(muto koki)