作家の乙武洋匡氏が、義手や義足の女性たちが接客する「欠損BAR ブッシュ・ド・ノエル」が東京・新宿のゴールデン街に2日間限定でオープンすることを受け、予約をしようと試みたがすでに定員いっぱいで締め切られたことを明かした。
同店は、手や足などが無いという障害を持ちながらも、それをひとつの個性としてポジティブに捉える“欠損女子”と呼ばれるアイドルたちに会えることをウリにしている。昨年10月に2日間限定で初めて開店したが、大きな話題となり予約が殺到。瞬く間に締め切られた。
乙武氏は初オープンの際もすかさず反応し、ブログで紹介。先天性四肢切断の障害を持つ同氏は「“欠損男子”からすれば、『モノズキもいたもんだ』」としながらも、この「欠損BAR」へ否定的な意見もあがったことに対し、「この十数年、継続的に『障害を売りにするな』という非難を浴びてきた私からすると、『やっぱりな』と苦笑いせざるを得なかった」「“欠損萌え”に抵抗を感じることは、いたって自然だと思う。かといって、“欠損萌え”という感情を抱く人々に対して、後ろ指さして、あれこれ言うことも違う。所詮は、他人の性的嗜好。第三者がどうこう言う筋のものではない。ちなみに、私は“一重女子”が好みだ(笑)」とコメントしていた。
そして今回、再び同店がオープンすることとなり、乙武氏は6日にTwitterで「あの『欠損BAR』が期間限定で再オープン。『これは行かなければ!』と思ったら、もう予約でいっぱいの模様」と報告。「うれしいような、残念なような…」と複雑な思いをつづった。【ほかの画像を見る】乙武洋匡さんのツイート