7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた、タレントのベッキーとロックバンド・ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との「不倫密会報道」により、マスコミは大騒ぎ。6日夜にはこの件に関してベッキ-が記者会見を開き、あくまでも友人関係であることを強調したが、世間のまなざしは冷ややか、かつ辛らつである。ラブラブな写真やら実家に行ったという事実やら2人が離婚届を「卒論」という隠語に変えたLINEのやり取りまで出てきたのだから、それはまあ当然か。
「そもそも、ベッキーが川谷の結婚の事実を本当に知らなかったのかも怪しいところです。今回の報道直後は、『あのベッキーが不倫だと!?』という衝撃の大きさで、ベッキーにばかり矛先が向いていましたが、『結婚隠蔽』の事実が出たことで、バッシングの波は分散されたのは間違いない。会見でも同情を誘うような雰囲気を出して、あとは関係を否定していればとりあえず真実は闇の中、ですからね」(芸能記者)
ゲスの極み乙女。は、昨年から飛ぶ鳥を落とす勢いで人気になったバンドだが、その中心人物といえる川谷は、東京農工大学工学部卒業、国立大学出のインテリという意外な素顔を持つ。「音楽に対しては全てにメロディーを求めていて、メロディーに関しては譲れない」という、音楽人にしかよく理解できないポリシーがあるようだ。ボーカル、ギター、シンセサイザー、作詞、作曲担当ということで、とりあえず才能はある模様だが、今回のスキャンダルは大きな痛手だろう。
ただ、ベッキーに関していえば、今回のスキャンダルの「逃げ道」はあるようにも思える(世間は認めないだろうが)。結婚を隠し、夢中にさせてから既婚者であることを告白した川谷は世間的に「外道」もいいところであり、ベッキーが「被害者面」をすることも、一応不可能ではないからだ。
これまでその「世渡り上手」っぷりでテレビに顔を出しまくっていたベッキー。今回の騒動を逆手にとって「ぶっちゃけキャラ」になるのかどうかは定かでないが、お得意の「元気の押し売り」でこのバッシングを切り抜けられるか、本領発揮に注目である。
それにしても、結婚を隠したり認めたりの「ゲスの極み」な男にホレてしまった「乙女(?)」……バンド名が今回のスクープを暗示しているようで非常に興味深い。