35歳以上にもなると、独女でも経験者の増える「人間ドック」。年齢が上がるに連れ、病気のリスクはさけられないものだ。人間ドックを受けて重大な病気を未然に防ぐことができたというのは、マヤコさん(35歳)。
「健康が取り柄だと思っていましたが、検査の結果大腸ポリーブが見つかったんです。ほうっておくとがんになるものだったので、緊急で手術。2週間ほど会社を休みましたが、重大なことになる前に見つかって本当に良かったです」
同じく会社の健康診断の結果、軽い胃潰瘍だとわかったユキさん(39歳)は、薬をもらって治療したという。
「なんの自覚もなかったので本当にびっくりしました。自分でも病気になることがあるのだと改めて認識し、いい戒めになりました」
ストレスがたまっているかもと早寝早起きを心がけ、睡眠時間を7時間は確保するようにしたという。今は薬も効いて、改善しているようだ。
こんな風に健康に自信があっても、検査をすると意外な病気が見つかることがあるのがアラフォー。人間ドックや乳がん検診を受けているというジュンコさん(37歳)は、「同棲している彼氏がいて、ほぼ事実婚みたいな感じです。でも戸籍上は独身なので、万が一のことを考え、自分の健康には人一倍気を使っています」と語る。
定期的に検査を受け、年に1回は自分の健康を確認。今のところ大きな病気は見つかっていないが、気は抜けないとのこと。
また、入れ歯の両親を見て歯を守りたいと強く感じたユミさん(38歳)は、3ヶ月に1度の定期チェックを欠かさない。
「入れ歯になるのはプラークのたまり過ぎや、虫歯に気づかないことが原因であることがほとんどだと聞いて。定期的に歯石を取りに行くなど、虫歯のチェックは地道にやっていこうと思っています。入れ歯はお金もかかるし、食べることが自然にできないことが辛いと両親が言っていました。それを聞いて、できるだけ自分の歯を残したいと思いました」
当然普段の歯磨きも歯ブラシだけでなく、フロスなども使ってケアするなど徹底しているそうだ。自覚はなくても、アラフォーともなれば病気のリスクはグッと上がってくる。健康診断や人間ドックなどの検診は、定期的に受けておきたいと感じた。(北村美桂)