サーキットブレーカー制停止=株急落で「マイナス大きい」―中国

 【上海時事】上海証券取引所などは7日夜、相場が急変動した際、取引を止める「サーキットブレーカー」制度を8日から暫定的に停止すると発表した。

 昨夏の株式急落を教訓に、相場の安定を目指して今月4日から導入された同制度はかえって投資家のパニック売りを引き起こし、4日と7日の2回にわたって、取引が通常の終了時間前に打ち切られた。急落の原因の一つとみられ、見直しを求める声が高まっていた。

 中国証券監督管理委員会も7日声明を出し、同制度は「現在、マイナスの効果の方がプラスよりも大きい」と暫定停止の理由を説明した。