【ミュンヘン共同】ドイツのメディアは8日、西部ケルンで大みそかの昨年12月31日、男らが集団で女性に性的暴行を加えたり金品を強奪したりした事件で、警察がこれまでに特定した容疑者31人の中に、難民保護申請者が18人いると報じた。男らは中東や北アフリカの出身とみられ、窃盗などの疑いが持たれている。

 容疑者に難民保護申請者が含まれていたことで、難民らに対する国民感情の悪化を招きそうだ。受け入れに寛容なメルケル政権への反発が広がる可能性がある。

 有力誌シュピーゲル(電子版)によると、女性の被害届はこれまでに約200件。

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