F・スコット・フィッツジェラルドの未完の長編小説「ラスト・タイクーン」のテレビドラマ版で、主演のマット・ボマーの相手役をリリー・コリンズが演じるとDeadlineなどが報じた。
同小説は、フィッツジェラルドが亡くなったあと、文芸評論家のエドマンド・ウィルソンが残されたノートを整理、編集し、出版。1930年代のハリウッドを舞台にした作品で、映画界を取り巻く大きな野心、暴力とセックスなどを描いている。
1976年にはエリア・カザン監督、ロバート・デ・ニーロ主演で映画化もされ、マットはデ・ニーロも演じた、当時を代表する実在の映画プロデューサー、アーヴィング・タルバーグをモデルにしたモンロー・スター役で出演。映画会社のトップ、パット・ブレイディを演じるのはケルシー・グラマーで、その妻役にはローズマリー・デウィットがキャスティングされている。リリーは、モンローに恋するパットの娘シリアを演じる。
脚本は映画『キャプテン・フィリップス』のビリー・レイが執筆し、パイロット版の監督も手掛けることになっている。(澤田理沙)