マンチェスター・Cに所属するコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレが、現在バイエルンの指揮官であるジョゼップ・グアルディオラ監督が来シーズンのマンチェスター・Cを率いることに否定的であることが明らかになった。9日付のイギリス紙『デイリーミラー』が報じている。
グアルディオラ監督はすでに今シーズン限りでバイエルンの監督から退任することを発表している。その上で、「イングランドで働きたいんだ」とコメントしており、新天地としてマンチェスター・Cが有力視されている。
一方、同クラブで中心選手として活躍するY・トゥーレは、グアルディオラ監督がマンチェスター・Cの指揮官となることに否定的な考えを持っている模様。かつてバルセロナ在籍時代に同監督の下でプレーしたY・トゥーレは、自身がグアルディオラ監督から信頼されなかったことを気にしており、来シーズン以降の出場機会が減少することを恐れているようだ。
同選手の代理人を務めるディミトリ・セルク氏は「私とヤヤは、グアルディオラ氏がこのクラブに来ることを望んでいない」と明言。さらに、「彼が来ると、それに続いて多くのスペイン人プレーヤーの加入が予想される。そうすると、ヤヤが構想外になる心配が出てくるよね」と語り、マンチェスター・Cを退団せざるを得ない状況になることを危惧した。
グアルディオラ氏がバイエルンの監督に就任後、同クラブはスペイン代表DFフアン・ベルナト、同MFチアゴ・アルカンタラなどを獲得。クラブにはスペイン人プレーヤーが増えた。マンチェスター・C加入以降248試合に出場し70得点を記録してきたY・トゥーレが恐れるように、グアルディオラ氏が就任となれば、自身の退団が現実のものになるかもしれない。