2ヶ月前にベータサービスとして発表されたAWS IoTが一般公開された。
AWS IoTは、成長するIoTビジネスに対するAmazonのアプローチだ。AWS Lambda、API Gateway、Kinesis、S3、Redshift、Machine Learning、DynamoDBといった複数のAWSサービスを使って、多数のデバイスからやってくるデータを収集、格納、分析し、それらをコントロールする。Amazonは「Amazon Robotics、ドローン(Amazon Prime Air)、Amazon Echo、Dash Button、何世代ものKindleでの経験」からIoTについて学んだという。InfoQではベータがローンチした時にAWS IoTについて詳しく紹介したため、ここでは新しいところだけ加えることにする。
AmazonはたくさんのIoT Starter Kitsを使えるようにした。これには開発マイコンボード、センサー、アクチュエーター、AWS IoT Device SDK、オープンソースのソフトウェアが含まれている。ハードウェアはAvnet、BeagleBone、Dragonboard、Intel (Edison)、Marvell、MediaTek、Microchip、Renesas、Seeeduino (Arduino Yunボード)、TI (LaunchPad)により提供される。
AmazonはIoTアプリケーションを作れるようAWS iOS SDKを強化している。Androidアプリケーションへのサポート追加にも取り組んでいる。またデバイスとIoT Device Gateway間の通信のため、IPv6サポートも追加している。デバイスのコントロールにはHTTPSを使っており、デバイスからのデータ収集には認証にX.509を使ったHTTPSとMQTTの両方をサポートしている。
価格に関して、最初の12か月間は月250Kメッセージまでフリーで使える。有料だとゲートウェイあるいはデバイスへの送信1Mメッセージ当たり$5(Asia Pacifficリージョンでは$8)かかる。メッセージは512バイトのブロックだ。サービスは現在、US East、US West、EU (Ireland)、Asia Pacific (Tokyo)で利用でき、クライアントが法的制限を受けていない限り、世界中どこからでもアクセスできる。