アイドルを目指し奮闘する青年たちの姿をモチーフに、舞台、ライブ、映画を連動させたプロジェクトの劇場版『ソングドリーマーズ☆』の初日舞台あいさつが9日、シネマート新宿で行われ、主演の橋本真一のほか、劇中のアイドルグループ“ネクステージ”のメンバーを演じた山口純、輝山立、奥山ピーウィー、北乃颯希や、共演者の上杉輝、柳沢卓、加藤光大、ZiZi、メガホンをとった櫻井信太郎監督が出席。9か月間にわたるプロジェクトの最後となったステージでそれぞれ感慨深げな表情を見せた。
橋本は登壇すると「この9か月間みなさんに支えていただきたいへん感謝しています」とコメントし、「夢を持ってるけど言えずにくすぶっている人……僕も昔そうでしたが、それが仲間が集まることによって互いに支えあい、一緒に夢を追いかけることができる。そんな展開に共感してもらい、いろんなことを感じてもらえればこのプロジェクトは大成功だと思います」とにっこり。
本プロジェクトを通じて役者としても手応えを感じたのか「個人的なことですけど、両親が昔、『子供が成長して独立したらカフェをやりたい』って言っていたんです。自分が好きな俳優業をこれからも頑張って、いつかカフェをオープンさせてあげられるようになりたい」と今後の目標を明かすと、山口も「僕自身もこのまま頑張って、いつか自分の冠番組とか持てるようになりたい」としみじみ。奥山も「今回アイドルを演じさせてもらって、この映画で学んだことを生かしてもっといいアイドルになりたい」と意気込んだ。
輝山は「みんなの声があってここまで盛り上がった作品にすることができました」と改めて客席に感謝の気持ち。今年成人式を迎える最年少メンバーの北乃も「このメンバーでひとつの作品を続けてこられたのがよかった。皆さんの声があればまた何かできるかもしれません。これからも応援ください」とプロジェクトの続編に意欲を燃やしていた。(取材・文:名鹿祥史)
『ソングドリーマーズ☆』はシネマート新宿にてレイトショー公開中