文・取材:ライター イズミロボ・ササ 、撮影:カメラマン 永山亘
●最新のコラボ情報などをお届け
2016年1月10日、千葉の幕張メッセにて、“モンスターハンターフェスタ'16”東京大会が開催された。“モンスターハンターフェスタ”は、カプコンの『モンスターハンター』シリーズ恒例のファンイベントで、この東京大会を皮切りに、全国5ヵ所で行われる予定となっている。
開発陣ほか多彩なゲストが登場し、最新情報のお披露目や、『モンスターハンタークロス』公式大会などで大いに盛り上がった東京会場。本記事では最新作のプレゼンテーションステージの様子をメインに、発表された注目の最新情報をお届けしよう。
“『モンスターハンタークロス』スペシャルステージ”では、プロデューサーの小嶋慎太郎氏が登壇し、今後予定されている数々のコラボ情報を公開した。
最初に動画で紹介されたのは、『ロックマン』×『モンスターハンタークロス』のコラボ。このコラボは、ニンテンドー3DS『ロックマン クラシックス コレクション』が2016年2月25日に発売されることを記念したもので、ロックマン風オトモ武具の生産に必要なクエストを配信するという内容だ。そのクエスト“ロックマン・黄色い悪魔”のメインターゲットはロアルドロス1頭。目的地は水上闘技場で、受注・参加条件は、ハンターランク4以上となっている。生産可能な武具は、オトモ武器“ラッシュハンマー”と、防具“ロックニャンシリーズ”だ。DL特典は、ギルドカードが“ロックマン登場”(ポーズ)と“ロックマン”(背景)の2種類、称号が“Dr.”、“イレギュラー”、“エックス”、“E缶”の4種類。配信日は2016年2月25日予定。
続いて発表されたのは、『モンスターハンタークロス』と、スクウェア・エニックスのデザイナー野村哲也氏とのコラボ第1弾の詳細。配信されるクエスト“幻譚~怨鋼の尖兵”のメインターゲットはクシャルダオラ。目的地は雪山で、受注・参加条件はハンターランク8以上。限定オトモとして“バハムート”が配信され、生産可能な武具は、『ファイナルファンタジー』シリーズのウォーリア・オブ・ライト風の、オトモ武器“ニャイトソード”&防具“ニャイトシリーズ”となる。このイベントクエストの配信は2016年1月15日を予定。
なおコラボ第2弾として、“審判の翼”(太刀)、“レイジシリーズ”、“アナトシリーズ”(防具)の生産に必要なイベントクエストの配信も予定されている。
●ほかにも配信コンテンツが満載!
2大コラボに続いて紹介されたのは、著名人オトモアイルーの配信情報。これは著名人が考えた『モンスターハンタークロス』のオトモアイルーを配信するというもので、第1弾としてDAIGOさん考案の“うぃっしゅ”が、2016年1月11日に配信される。第2弾はマルチ篇のCM出演者たちのオトモアイルーで、2016年1月18日に配信される。アイルーは4匹で、“ue.”(井上聡さん)、“ケモノオウジ”(武井壮さん)、“ニャンマユ”(松岡茉優さん)、“ソメ”(染谷将太さん)だ。
続いてはアーケードゲーム『モンスターハンター スピリッツ』とのコラボ情報。ゲームセンターで稼動中の『モンスターハンター スピリッツ』筐体からイベントクエストがダウンロードできるというコラボだ。
昨年12月から開催されていた“配信アイテム決定トーナメント”の結果も、この場で発表された。ユーザーの投票により1位に輝いたアイテムは、“強走薬グレート”。結果を反映させて配信されるトーナメントパックは、強走薬グレート×80、秘薬×30、鬼人薬グレート×30、回復薬グレート×30、10000ゼニーという内容になった。パックは2016年1月11日より配信開始だ。
さらに、最新ニュースとして、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクション“モンスターハンター・ザ・リアル”も、CM映像とともに紹介された。開催期間は2016年1月15日から6月26日まで。登場するメインモンスターは、黒炎王リオレウスと金雷公ジンオウガの2頭だ。なおパーク内のダウンロードコーナーでコラボ装備が先行配信されるほか、特製フードメニューやオリジナルグッズなど、多彩なパーク限定コンテンツが用意される予定となっている。
●ショップとも多彩なコラボを展開!
ほかにも、ショップとのコラボ展開が目白押しだ。概要を以下にまとめて紹介しよう。
・パセラ
・セブンイレブン
・ジョイサウンド
・ナンジャタウン
・エポスカード
・コート・ダジュール
●最後は世界観を熱く“クロス”トーク!
ニュース満載の“『モンスターハンタークロス』スペシャルステージ”の締めは、ゲームの世界観講座。ここで新たにディレクターの一瀬泰範氏が登壇し、小嶋氏とともに、ゲームの舞台設定などを解説した。ベルナ村が作られたいきさつ、古代林のフィールド設定、ディノバルドの特徴など、さまざまなテーマでトークが展開され、興味深い話の数々に会場のファンは聞き入っていた。
●関連タイトルのトピックスも大公開!
“『モンスターハンタークロス』スペシャルステージ”に続いて行われたのは、“『モンスターハンター』シリーズ スペシャルステージ”。このステージでは、新作『モンスターハンター ストーリーズ』のプロデューサーである辻本良三氏、世界観ディレクターの藤岡要氏、ディレクターの大黒健二氏が登場し、同タイトルの魅力が紹介された。
ステージではまず、本邦初公開となる最新プロモーションビデオをスクリーンで披露。続いては、辻本氏により主要な登場キャラクターが紹介された。主人公は、男女から選択することが可能。ハンターではなく“ライダー”という立場で、仲間のモンスターである“オトモン”たちと冒険を続けていく。
ゲームの概要がひととおり紹介されたあとは、実機によるデモプレイが披露された。プレイは大黒氏が担当し、最初にキャラクターメイキングの手順を紹介。ヘアスタイルでは、モンスターをモチーフとした髪型パターンも用意されているのが特徴的だ。
ちなみに本作『モンスターハンター ストーリーズ』は、アニメ化も決定している。現在は内容を詰めている段階とのことで、詳細は続報に期待しよう。
●アーケードゲームの展開にも注目!
つぎに、マーベラスの井上和則プロデューサーが登場し、『モンスターハンター スピリッツ』をプレゼン。最新バージョンとなる『03弾 風をまとう古龍』を紹介した。
続いては『モンスターハンター ストーリーズ』と同様、実機を用いてのデモプレイコーナーに。井上氏がチャレンジしたのは、キャンペーン期間のみ登場する乱入モンスター、ディノバルド討伐に挑むクエストだ。
井上氏は最後に、ファンへのメッセージとして、「本当に、ディノバルドがトモになってくれてよかったと思っています(笑)。フェスタ会場にはプレイできるコーナーもあるので、ぜひ遊んでもらえればと思います。また『クロス』とのコラボで、クエストをダウンロードする方も、試しに遊んでみてもらえればうれしいです」(井上氏)とコメント。プレゼンを締めくくった。