10日、護衛されながら韓国・烏山上空を通過する米軍のB52戦略爆撃機(共同)
共同通信社

 【ソウル、ワシントン共同】4回目の核実験を実施した北朝鮮への圧力を強化するため、米軍は10日、核弾頭を搭載できるB52戦略爆撃機をグアムから韓国へ飛行させた。米国防総省は軍事演習強化や警戒監視拡大も視野に、核実験への対抗策を検討。国連安全保障理事会での制裁決議採択を急ぐとともに、軍事面で北朝鮮に揺さぶりを掛け、核開発の放棄を迫る構え。

 韓国メディアは、米国の原子力空母や原子力潜水艦の朝鮮半島周辺への展開も米韓が検討していると報じた。

 戦略爆撃機や空母の展開は、米国の圧倒的な軍事力を誇示する措置。