岡崎が今季4得点目…レスター、土壇場のPK献上でトッテナムとドロー | ニコニコニュース

トッテナム戦でゴールを決めたレスターFW岡崎慎司 [写真]=Getty Images
サッカーキング

 FAカップ3回戦が10日に行われ、トッテナムと日本代表FW岡崎慎司の所属するレスターが対戦した。

 3回戦から登場したレスターは、トッテナムとのプレミアリーグ勢対決で同大会初戦を迎えた。レスターは2位、トッテナムは4位とリーグ戦上位対決が実現。今シーズンはすでに、昨年8月22日に行われた第3節で対戦し、1-1の引き分けに終わっていた。

 レスターは、岡崎がベンチスタートで、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディもそけい部の手術を受けたため欠場。代わりに、アルゼンチン人FWレオナルド・ウジョア、4日に加入が発表されたばかりのU-20イングランド代表MFデマライ・グレイらが先発に名を連ねた。一方、トッテナムは韓国代表FWソン・フンミン、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンらがスタメン入り。だが、エースのイングランド代表FWハリー・ケインはベンチスタートとなった。

 試合は開始8分、ホームのトッテナムが幸先良く先制に成功する。味方のスルーパスでペナルティエリア内左に抜け出したナセル・シャドリが左足シュート。これはGKカスパー・シュマイケルにパンチングで弾き返されるが、こぼれ球を拾ったエリア内右のエリクセンがシュートを放ち、ゴール左隅に突き刺した。

 だが19分、レスターは新加入のグレイが早速アシストを記録し、同点とする。右CKでグレイが中央に精度の高いボールを供給。ニアサイドに走り込んだマルチン・ヴァシレフスキが頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。前半は1-1で折り返す。

 レスターは、エンゴロ・カンテを下げて岡崎を投入し後半を迎えた。すると3分後の48分、岡崎がアンディ・キングのスルーパスでエリア内左に抜け出す。切り返しで相手DFを1人かわし、続けてフェイントで2人目をかわして右足シュート。これはGKミシェル・フォルムに阻まれるが、こぼれ球を自ら押し込んで、勝ち越しゴールを奪った。岡崎の今シーズン公式戦4得点目で、レスターが勝ち越しに成功した。

 反撃したいトッテナムは68分、トーマス・キャロルとエリック・ダイアーを下げて、ケインとナビル・ベンタレブを投入し、同点ゴールを狙う。猛攻を仕掛けるトッテナムはなかなかゴールを奪えなかったが、88分にレスターMFネイサン・ダイアーのハンドでPKを獲得。89分、キッカーを務めたケインが、ゴール左隅に豪快に蹴りこんで、トッテナムが土壇場で同点とした。

 試合はこのままタイムアップ。レスターとトッテナムのプレミア勢対決は2-2の引き分けで終了し、再試合が決まった。なお、岡崎は後半開始から試合終了までプレーした。両チームは、中2日の13日に行われるプレミアリーグ第21節でも対戦する。

【スコア】


トッテナム 2-2 レスター

【得点者】


1-0 8分 クリスティアン・エリクセン(トッテナム)
1-1 19分 マルチン・ヴァシレフスキ(レスター)
1-2 48分 岡崎慎司(レスター)
2-2 89分 ハリー・ケイン(PK)(トッテナム)