NY原油続落、31ドル台=12年ぶり安値

 【ニューヨーク時事】週明け11日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中国経済の先行き不安などを背景に続落した。米国産標準油種WTIは2003年12月下旬以来、約12年ぶりに1バレル=31ドル台を付けた。午前11時5分現在は前週末清算値(終値に相当)比1.34ドル安の31.82ドル。

 この日の上海株式市場が急落したことから、石油消費大国である中国の景気減速不安が強まった。外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行していることも、ドル建てで取引される原油に割高感を与え、圧迫材料となった。