俳優の中山優馬(22)が5月26日から大阪・梅田劇場シアター・ドラマシティにて上演される舞台『それいゆ』に主演することが明らかになった。中山の22歳の誕生日であるきょう13日に、発表された同舞台。太平洋戦争の混乱期に雑誌『少女の友』の画家として人気を博し、独自の女性誌『それいゆ』を創刊、続いて『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』などを発刊したカリスマ的存在・中原淳一氏を熱演する。
夢を忘れがちな時代の中で女性たちに暮しもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示し、日本のファッション、イラストレーション、ヘアメイク、ドールアート、インテリアなど幅広い分野で時代をリードした先駆者の生涯を描く。脚本は『LIAR GAME』や『ガリレオ』などを手がけた古家和尚氏が初めて舞台作品を書きおろし。『37歳で医者になった僕』などを代表作にもつ木村淳氏が演出を務める。
木村氏が「彼の中にある“潔癖性”と“かたくなさ”に魅かれ」、起用された中山は「普段から、人前に立つ仕事をしているので、“希望”や何かを伝えるというという意味では中原淳一さんに通じる部分はあるかもしれませんが、その人、そのキャラクターをちゃんと自分の中でかみ砕いて、中原淳一という“人”を演じたいと思っています」と気合十分。
現在は時代背景などを学んでいるといい「“美しく生きる”という事自体はいつの時代も変わっていないような気はします。誰もが持っているテーマであり、その人間の本質というか、どうやって一生を過ごすかという事だと思います。そういったところをしっかりかみ砕いて、中原淳一さんをお届けしたいと思います」と意気込んでいる。
5月26日から大阪・梅田劇場シアター・ドラマシティ、6月1日から5日まで東京・Zepp ブルーシアター六本木で上演。