女優の広末涼子さんと内田有紀さんが初共演する連続ドラマ「ナオミとカナコ」(フジテレビ系)が14日、スタートする。直木賞作家の奥田英朗さんの同名小説(幻冬舎)が原作で、広末さん演じるキャリアウーマンの小田直美と、内田さん演じる夫のひどい暴力に耐える専業主婦・服部加奈子がタッグを組み、DV夫を“排除”すべく殺人計画を企てるというサスペンス。
広末さん演じる直美は、百貨店の外商部で働くが、わがままな顧客の無理難題に振り回され、憂鬱(ゆううつ)な日々を送っている。内田さん演じる加奈子は直美の大学時代の同級生で、勝気で仕切りたがりの直美とは異なり、気が優しく控えめな性格。結婚後は専業主婦になるが、夫の達郎に暴力をふるわれるようになる。ある日、二人は再会し、加奈子がDVを受けていることを知った直美は激しく憤り、夫を殺害しようと持ちかける。
エリート銀行員で加奈子に暴力をふるい続ける“DV夫”の達郎を佐藤隆太さん、加奈子の義理の姉で、弟・達郎の失踪に疑念を抱き、直美と加奈子を追い詰めていく服部陽子を吉田羊さん、直美と加奈子の計画に間接的に協力していく中国人・李朱美を高畑淳子さんが演じる。
第1話は、大学時代の親友である直美(広末さん)と加奈子(内田さん)が半年ぶりに再会し、直美は加奈子のマンションに招かれる。キッチンで軽く腕をたたいただけで飛び上がるよほど痛がり、洋ナシを見ると固まって、額に脂汗を浮かべ、感情が欠落したような表情をする加奈子に直美は違和感を覚え……というストーリー。
ドラマは14日から毎週木曜午後10時放送。初回は15分拡大版。