「NHKも民放にしろ」!? アナ薬物逮捕をスルーする局の体質と“のんき”な会長に非難ゴウゴウ | ニコニコニュース

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日刊サイゾー

 NHKのアナウンサー・塚本堅一容疑者が、都内の自宅で危険ドラッグを所持していたとして10日、逮捕された。公共放送のアナウンサーが薬物所持で逮捕されたとあって、世間からは非難が波のように押し寄せている状況だ。

 危険ドラッグの入手経路などは現在捜査中ということだが、「天下のNHK」で、今社会的に大きく問題視されている危険ドラッグを使用する社員が出てしまったのは、大きな汚点といえる。

 ただ、NHKが今回の事件に関して大きく報道、謝罪することはない状況。この事件を大々的に報じたのは主に民放で、逮捕が明らかになった日の『NHKニュース7』や『ニュースウオッチ9』などの報道番組でも、この事件に触れることはさほどなかったようだ。

 ネット上では「公営らしい身内体質」「甘すぎだろ」「受信料払ってやってるんだから謝罪しろ」など、かなり感情的なコメントが後を絶たない。ただでさえ受信料を払うことに疑念を持たれている昨今、この事件のインパクトとそれに対する局のモラルのなさに、怒りが噴出するのは至極当然のように思える。

「お天気お姉さんのダブル不倫疑惑やアナウンサーの痴漢事件、『クローズアップ現代』のヤラセ疑惑など、最近はNHK関連の不祥事もめずらしくはなくなっていましたが、今回の危険ドラッグ事件は、個人色が強いとはいえさすがに無視できないレベルの大問題。会長である籾井勝人氏自らが生放送に出向き、謝罪してもまったく大げさではないレベルです」(記者)

 籾井会長といえば、昨年の『NHK紅白歌合戦』を「非常にバランスが取れ、NHKらしい企画だった」と自画自賛していたが、実際は史上最低の視聴率を記録しており、「受信料でクソ番組つくってるから」と辛らつな意見が殺到していた。にもかかわらず、のんきに自画自賛をする籾井氏に「ダメだこりゃ」「一般人と感覚がズレすぎ」と失望のコメントがあふれたのも記憶に新しい。

 そんな中での薬物逮捕に「自画自賛とか視聴率気にする前に謝罪しろ」の声が雨あられとなるのも仕方がない。NHKの「お役所体質」の上から目線を会長自らが示すこの状況に「NHKも民放にしてしまえ」という意見すらある。

「フジテレビの亀山千広社長も『低視聴率は震災がきっかけ』と発言して大バッシングを食らいましたが、籾井会長のこれまでの発言や、今回の事件に対し沈黙を貫いている姿勢も大いに責められるべきもの。大上段から構えて仕事をしている様が今回で浮き彫りになりました。民放とは比較にならないレベルの資本があるNHKの傲慢さがよくわかりますね。真面目くさった顔でニュースを読み上げるキャスターが白々しく見えてしまいますよ」(同)

 公共放送の「必要性」すらも、問われそうな勢いだ。