米軍普天間飛行場の移設が計画されている辺野古沿岸部=2015年10月、沖縄県名護市
共同通信社

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設問題で、沖縄県は14日、国を相手に新たな訴訟を起こす方針を固めた。第三者機関の国地方係争処理委員会が、国土交通相の決定に関する翁長雄志知事の審査申し出を却下したことを、地方自治法などに基づき不服と訴える。国と県は既に互いに訴訟を起こしており、県による新たな提訴で辺野古移設をめぐる三つの裁判が並行する事態となる。

 翁長氏や担当幹部が15日に協議し、正式に決定する。同法などに基づいて係争処理委の手続きが期限と定める2月3日までに、高裁に提訴する運びだ。

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