エクストリームスポーツを取り入れたアクションサスペンス大作「X-ミッション」の特別映像が公開された。序盤の見せ場のひとつである"ウイングスーツ・フライング"にフォーカスした内容となっている。
これが人間業!?「X-ミッション」特別映像:ウイングスーツ・フライングはこちら!
若きFBI捜査官ジョニー・ユタ(ルーク・ブレイシー)は、世界各地で人間離れした犯行を重ねる犯罪集団に潜入。エクストリームスポーツのカリスマ、ボーディ(エドガー・ラミレス)をリーダーに、一流アスリートたちで構成された組織と行動を共にし、犯行の目的を探っていく。
CGを使わない脅威のアクションが満載の本作だが、滑空用特殊ジャンプスーツ"ウイングスーツ"を使ったウイングスーツ・フライングは、組織に潜入したばかりのユタの"入団試験"の意味合いも兼ね、ユタが乗り越えねばならない試練のひとつとして描かれる。切り立った崖に到着したメンバーは、岩を地面に落とし、岩が地面にぶつかるまでの時間から危険度を測定。「6秒で生死が決まる」と判断したメンバーは、谷と谷の間を猛スピードで滑空していく。
撮影はスイスのバレンシュタットで行われたが、本作の撮影を担当したウイングスーツ・パイロットのジェイムズ・ブールは「長時間のウイングスーツ場面は、これが映画史上初なんだ」と誇らしげに語る。映像中ではその一部が収録されているが、実際に現場を目撃したテクニカル・アドバイザーのジェブ・コーリスが「僕は人類史上最高のスタントを目撃した。CGはまったく使っていない」と興奮気味に語るとおり、アスリートたちが人間業とは思えないパフォーマンスを見せつける。
「ワイルド・スピード」(2001)、「デアデビル」(03)などの撮影を務め、本作のメガホンをとったエリクソン・コア監督は「この場面のため、出演者は2週間で60回以上飛んだ。時速230キロで滑空した」と解説。ブールは特殊なヘルメットにカメラを装着して撮影に挑んでおり、思わず息をのむ映像の数々は、アスリートたちが命を張ったからこそなしえたといえる。
「X-ミッション」は、2月20日から全国公開。