韓国サムスンは14日(現地時間)、第2世代FinFETプロセスとなる「14nm LPP(Low-Power Plus)」の大量生産を開始したことを発表しました。
14nm LPPは、現在サムスンが製造および提供している第1世代プロセス「14nm LPE(Low-Power Early)」の後継プロセスとなり、トランジスタ改良とプロセス最適化の恩恵により、前世代と比較してパフォーマンスおよび省電力性の双方において最大15%の向上を実現したとされています。
プレスリリースによると、同社の最新フラッグシップSoC「Exynos 8 Octa 8890」と米クアルコムの「Snapdragon 820」は、ともに14nm LPPプロセスで製造されるとのことです。
世界初「Snapdragon 820」搭載端末「Letv Le Max Pro」
14nm LPEで製造された「Exynos 7420」や米アップルの「A9」プロセッサが非常に優秀な性能を示していただけに、最新プロセスで製造される次世代SoCのパフォーマンスにはますます期待が高まります。
Snapdragon 820搭載端末としては、すでに中国Letvから「Le Max Pro」が発表されています(過去記事)。Exynos 8 Octa 8890を搭載する見通しの「Galaxy S7」シリーズの発表も2月下旬に控えており、近日中にも両チップの実力が判明することになりそうです。