昨年7月、愛媛県八幡浜市のアパート敷地内から乳児5人の遺体が見つかった事件で、うち1人の女児に対する殺人と死体遺棄の罪に問われた母親若林映美被告(34)に、松山地裁は15日、懲役7年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。

 日野浩一郎裁判長は判決理由で「(最後に出産した女児1人を)出産前から殺害するつもりだった。未来ある生命をあまりにも軽視した犯行だ」と指摘。不起訴となった乳児4人に関しても「処罰の対象ではないが、これまでのことを心にとどめておいてください」と語り掛けた。若林被告は繰り返しうなずきながら判決を聞いていた。

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