肌に最も近いところで、皮脂や汗などを吸収する役割を果たす下着。交換頻度は「毎日」という人が多いのでは? しかし、中には「替えるのが面倒くさい」と、数日間同じ下着を着続ける人もいるようだ……。「教えて!goo」に「『下着を毎日替えるのがめんどくさい』を直すには」という質問が寄せられていた。
相談者さんは一人暮らしのアラサー女性。下着を替えるのが面倒で、デートなどの特別なときを除き、3~4日は同じものを着るという。昔は毎日替えていたが、仕事で疲れていたり、洗濯物がたまるのが嫌だったり、などいくつかの理由で、ついサボってしまうと話す。「汚いから替えましょう!」といった正論以外で、現在の習慣から抜け出す方法を求めている。
■「汚い感覚」は人によって違う
この相談に対し、様々な回答が届いている。まずは、肯定的な(?)声から見ていこう。
「他人の迷惑にならないから良しですよ。毎日汚す人は替えればいい事」(toukai3569さん)
「これは個人の価値観でしょう、本人が満足しているのなら問題ないかと思います」(cayenne2003さん)
決して否定はしていない。こちらの2人は「世の中には下着を毎日替えない人もいるのだ」と捉えているようだ。確かに「(下着が)汚い」「汚れた」と思うのは、あくまでそれぞれの感覚であり、そこには個人差があるのは間違いない。
■このままではいけない、と感じることが大事
後半では、やや厳しい意見を拾ってみた。
「抜け出すにはこれではダメだと自分で初めて気付くことです。例えばですが、実感は無くても汗はかいて臭いを発する、ダニやシラミが増殖する、皮膚炎を起こす可能性があるなど、あとで知って習慣のスイッチが入ることもあります。なので、あなたが何らかの害に気付くまでその生活を続けていけば良いでしょう」(kakibesutoさん)
今のところ相談者さんは、下着を替えずに数日間過ごしていても、違和感は何ひとつ現れていない。だから「余裕」でいられるのだろう。しかし、何か少しでも体に変調をきたしたときには、確実に「改善」のためのアクションを起こすことになるはず。
「今の貴女は一人暮らしの独身貴族ですから、別に何をどうしようが構わないと思いますよ。何事も自己責任ですからね。ただ、1つだけ覚えておいてほしいのは、面倒くさいが当たり前になってくると下着を替えることだけではなく、家事や仕事まで面倒くさいが定着して、女性としての魅力が無くなることになりますよ」(hide6444さん)
こちらは体への影響というより、心や思想への影響を心配する声だ。確かに「面倒くさい」が口癖の女性は、どちらかと言うと残念な印象。そうならないよう、「面倒くさいからしなくて良いや」といった思いを取り払うことが先決だろう。
自分が感じる「悪しき習慣」を何が何でも直したいなら、強い意思と実行力が必要になる。毎日下着を替えるべきタイミングで、自分の心と対話してみてはいかがだろうか。
池田園子(Ikeda Sonoko)