事故を起こしたスキーバスを運行していた「イーエスピー」の山本崇人営業部長は15日、バスを運転していたとみられる土屋広さん(65)について「大型車両の運転経験はあったが、長距離や夜間の実績は不明で確認中だ」と話した。同社は、委託を受けた全ての観光バスについて、16日以降の運行を取りやめると発表した。
山本部長によると、土屋さんは昨年12月中旬に契約社員として採用された。入社時に大型ダンプやバスの運転経験があると話していたという。土屋さんは昨年末の健康診断を受診しておらず、同部長は「正式な運転手ではなく、繁忙期や人手が足りないときの補助という位置付けだった。2月には受けさせる予定だった」と説明した。
シートベルト未着用の乗客がいたとされることについては「毎回、出発前に着用を求めるアナウンスを流すことになっている」と話した。