何かと訴訟が尽きないUberですが、今度はカリフォルニア州で760万ドル(約8億9000万円)の罰金を命じられ、支払いに応じることがわかりました。罰金の理由はカリフォルニア州公共事業委員会(CPUC)に対して、運転データ報告を怠ったから。
話は遡って昨年2015年の7月、Uberのカリフォルニア事務所が、CPUCが要求するドライバーデータ(車の利用しやすさや、どのような場合に乗車拒否をしたかの理由など)の提出をしていなかったことが明らかになりました。カリフォルニアの州法では、ライドシェア系アプリは合法化されていますが、その際に透明性を保つため必要なデータを提供するべしとなっています。今回、カリフォルニア裁判所は、ドライバーデータを提出しなかったのは違反にあたるとして、罰金を命じました。
Uberとしてはこの決定には不服、高等裁判所へ上告する考えです。一方で、業務停止をさけるため、罰金の支払には応じます。ちなみに、Uberの市場価値は625億ドル(約7.3兆円)と言われており、今回の罰金くらいはなんのそのってな感じなのでしょう。
サンフランシスコ発のUberですが、カリフォルニア内で複数の訴訟を抱えており、Uberにとってはなかなか難しい地域になってきている今日このごろ。
source: Los Angeles Times
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(そうこ)