1月14日放送、「めざましテレビ」(フジテレビ)は、冬野菜。およそ1,000人の医師が選んだ、健康のために食べると良いと思う冬野菜。この中で1位になったのが大根だと判明。コミュニティーサイト運営会社が行ったアンケートの結果で、大根に豊富に含まれるジアスターゼが胃腸に優しいという。2位はほうれん草、3位は白菜となった。
お正月の7日に食べる七草粥も、非常に消化によく体に良い。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロを、子供の頃覚えた人もいるのではないだろうか。ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロは大根のこと。この七草をおかゆにして1月7日に食べる七草がゆの習慣は、江戸時代に広まった。
七草の種類は、時代や土地によって異なるが、七草よりもさらに種類が増えていたり、少なかったりする場合もある。だがいつの時代でもどんな土地でも、年頭に豊年を祈願して家族の健康を願いながらおかゆをいただく気持ちに違いはない。
七草は、早春にいち早く芽吹くことから、邪気を払うと言われている。そこで無病息災を祈って七草粥を食べたのだ。古くは、まな板の上で草をトントンと刻む回数も決められていたとのこと。
セリは、鉄分が多く含まれているので造血作用が期待できる。ナズナは、熱を下げる、尿の出を良くするなどの作用がある。ハコベラは、タンパク質が比較的含まれ、ミネラルその他の栄養に富んでいるため民間では古くから薬草として親しまれている。スズナ・スズシロは、ジアスターゼが消化を促進する。
いずれも、緑の草なのでビタミンがたっぷり含まれている。もちろん胃腸にも優しく、おせちを食べ過ぎた人にも最適な優しさで、健康に導いてくれる。