1月14日放送、「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日)では日本の犯罪件数。刑法犯の認知件数が去年、109万9048件と戦後最小を記録した。2002年をピークに減少している。全体の8割を占める窃盗犯が前年に比べて9万件近く減少した。ただ、振り込め詐欺が前年に比べて1,400件あまり増加している。手口別では、オレオレ詐欺が最も多かった。
犯罪件数では、ストーカーの件数が増えている。平成26年度は22,823人と、執拗なつきまといや無言電話などが行われた。前年比1,734件で8.2%上昇し、ストーカー規制法以降最多となっている。検挙件数も刑法・特別検挙1,917人、ストーカー規制法違反検挙が613人とこちらも法施行後、最多の数を記録している。被害者は9割が女性。だが男性のストーカー被害も1割いる。年齢は20代~40代が最も多く、ストーカーの行為をする側は85%が男性だ。ただ、60歳以上も9%いる。
行為者と被害者の関係は、配偶者及び交際相手が6割を占めている。過半数が交際相手、または元交際相手からのストーカーなのが特徴だが、面識なしの人をストーキングしている人も5%ほどいた。7割は好意の感情から行われており、残りの3割ほどが好意が満たされず怨恨の感情から行われている。つきまといや待ち伏せ等が11,000件と多く、また交際の要求も11,000件と多い。無言電話も7,700件と多数発生している。
サイバー補導も増えている。児童が援助交際等を求めるインターネットの不適切な書き込みをサイバーパトロールによって発見し、書き込みを行った児童と接触して注意・指導するもの。平成25年4月から試行しており、25年10月から全国で実施。
これまでに597人を補導した。補導した児童は9割が女子。平均年齢は16.1歳。最年少は中学1年の13歳の女子だった。警察側からメール等を送信したが、現場で接触できなかった件数も11,000件と多い。だが地道な活動を続けており、少年少女を大人の手から守るために活動している。こういった取り組みはi-modeが出始めた頃から行われており、テレホンクラブなどで警察が張り込んで、子供を保護するなど、昔から地道に活動が続けられている。