三井物産が経営再建中の東芝の医療子会社である東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)の買収に名乗りを上げる方針を固めたことが15日、分かった。東芝が売却の相手を決める入札で、他の事業会社と連合を組んで優先交渉権の獲得を目指す方向だ。

 東芝メディカルが手掛ける磁気共鳴画像装置(MRI)などの診断装置は海外でも需要の伸びが期待できるとみている。技術向上や海外展開を支援し、強化している医療関連分野の収益拡大を目指す。

 買収には富士フイルムや米投資ファンドなども意欲を示しており、争奪戦が激化しそうだ。

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