軽井沢のバス転落事故を受けた記者会見で、土下座する運行会社「イーエスピー」の高橋美作社長(中央)ら=16日午後、東京都羽村市
共同通信社

 長野県軽井沢町のバス転落事故で、16日に東京都内で記者会見した運行会社「イーエスピー」の高橋美作社長は、目に涙を浮かべながら謝罪の言葉を繰り返した。会見の最後には土下座も。ずさんな運行管理を指摘されると「心の緩みがあったかもしれない」と打ち明けた。

 「重大な事故を起こしてしまい、おわび申し上げます」。黒のスーツ姿でうつむきがちに会場に現れた高橋社長は、報道陣のカメラのフラッシュを浴びながら、遺族やけがを負った人ら関係者に謝罪し、何度も深々と頭を下げた。

 会見では高橋社長が集合時間を勘違いし遅刻したため、点呼をせずにバスが出発したことが明らかにした。