支持を訴える現職の佐喜真淳氏(左)、新人の元県幹部志村恵一郎氏=17日午前、沖縄県宜野湾市
共同通信社

 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市長選が17日告示され、現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と、新人の元県幹部志村恵一郎氏(63)の無所属2人が届け出た。24日に投開票される。

 安倍政権が推進する普天間飛行場の名護市辺野古移設計画をめぐる対応が最大の争点となる。有権者の選択は、政府が既に着手している移設工事の進行や、夏の参院選に影響を与えそうだ。

 政権の後押しを受ける佐喜真氏は、辺野古移設について具体的に言及せず、飛行場の速やかな閉鎖と返還の実現に力点を置く。

 志村氏は、辺野古移設反対を公約の柱に位置付ける。