エールディヴィジ第18節が16日に行われ、カンブール・レーワルデンと日本代表DF太田宏介が所属するフィテッセが対戦した。太田は移籍後最初の試合で初のスタメン入りを果たした。
フィテッセは昨年末に行われた第17節のトゥヴェンテ戦で5-1の大勝を収めた。順位も5位でシーズンを折り返すという上々の前半戦を送った。しかし、チームを率いていたピーター・ボス氏が4日に退任。マッカビ・テル・アヴィヴに引き抜かれてしまった。ロブ・マース暫定監督の下、なんとか白星で2016年をスタートさせたいところだ。
前半開始早々にチャンスを作ったのはフィテッセ。4分、右サイドのミロット・ラシカがエリア手前右でボールを持ち、中央へ折り返す。ゴール前のドミニク・ソランケがシュートまで持ち込めなかったが、ファーサイドのアイザイア・ブラウンがフリーとなる。しかし、右足シュートをまさかのキックミス。決定機を逃す形となってしまった。
その後もフィテッセが相手ゴールに迫る。23分、左サイドでFKのチャンスを獲得すると、太田がキッカーを務める。左足からクロスを上げると、中央のドミニク・ソランケのヘディングシュートはGKレオナルド・ニーホイスにキャッチされてしまった。
続く33分、カウンターからマーヴェラス・ナカンバがドリブルで持ち上がると、中央のバレリ・カザイシュヴィリへパス。カザイシュヴィリがエリア手前から右足シュートを放ったが、ここはGKにキャッチされてしまう。このまま0-0で前半終了を迎えた。
後半の立ち上がり、フィテッセがついにスコアを動かす。48分、エリア手前でボールを受けたソランケがエリア内中央に切れ込みヒールパス。エリア内左でカザイシュヴィリがフリーとなりシュートを放ったが、ここはGKニーホイスがセーブ。しかし、こぼれ球をラシカが押し込み、フィテッセが先制に成功した。
その後はホームのカンブール・レーワルデンにペースを握られる時間もあったが、フィテッセがなんとか抑えた。太田も味方との連携ミスからピンチを招いたが、最後のところで体を張って失点を防いだ。
すると、試合終了間際の90分にフィテッセが再びチャンスを作る。エリア内左でボールを受けたカザイシュヴィリが個人技から追加点を決める。このままフィテッセが2-0でカンブール・レーワルデンを下した。フィテッセは2016年初戦を白星で飾った。なお、太田はフル出場している。
次節、カンブール・レーワルデンは敵地でFWハーフナー・マイクが所属するADOデン・ハーグと、フィテッセは敵地でアヤックスと対戦する。
【スコア】
【得点者】