U-23日本代表は16日、AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)グループB第2戦で、U-23タイ代表に4-0で勝利を収めた。この結果、日本のグループステージ突破が決定。第3戦のサウジアラビア戦を残して、決勝トーナメント進出を決めた。
この試合、途中出場したFW久保裕也は、「結構スペースが空いていたので、裏を狙おうと思っていました」と75分にDF岩波拓也からのスルーパスに抜け出し、チーム3点目を奪った。84分には自ら獲得したPKを冷静に沈めて、試合を決定付けた。久保は「1試合目点を取れなかったので、今日は取ろうと思った」と無得点に終わった北朝鮮戦での悔しさを晴らす2ゴールに胸を張った。
日本は19日、グループステージ最終節でU-23サウジアラビア代表と対戦する。「立ち上がりもすごく良かったですし、FWの(鈴木)武蔵が最初に点を取れたことでチームが良い方向に向かった」と振り返った久保は、決勝トーナメントへ向けて「一発勝負なので先制点が取れればかなり楽になる。チームでもっとまとまっていけば勝てると思います」と気を引き締めた。