真冬の風物詩、合掌造り集落のライトアップが始まり、照明に照らし出された白川郷=16日夕、岐阜県白川村
共同通信社

 世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村の白川郷で16日、真冬の風物詩となった合掌造り集落のライトアップが始まった。夕闇の中、オレンジ色の照明が白銀に包まれたかやぶきの屋根を柔らかく照らし出した。

 午後6時現在で気温1度、積雪は18センチ。暖冬の影響で例年より雪は少ないが、集落を一望する展望台に詰めかけた観光客は夢中でシャッターを切っていた。香港から友人と訪れた会社員(26)は「雪の中で古い町並みが幻想的に見えた」と満足そうだった。

 ライトアップは2月14日までの土、日曜日のうち計7日、午後5時半~7時半に実施される。