任期満了に伴う大津市長選は17日投開票され、無所属で現職の越直美氏(40)が、いずれも新人で元県議の蔦田恵子氏(54)、番組制作会社社長の川本勇氏(56)、共産党県委員会副委員長の川内卓氏(60)=共産推薦=の無所属3氏を破り、再選を果たした。越氏は女性市長としては全国最年少。投票率は前回(44.15%)を上回る47.97%だった。
越氏はいじめ対策推進など1期目の実績に加え、子育て支援の拡大を強調。連合の推薦や民主党の支援の他、嘉田由紀子前滋賀県知事の応援も受け支持を集めた。
蔦田氏はスポーツ施設の集積や観光振興の強化を訴えたが及ばなかった。川本氏はイベント開催などによる地域活性化を掲げたが支持を広げることはできず、川内氏は医療福祉の充実を主張したが浸透しなかった。