【北京共同】中国本土の発禁本を扱う香港の書店関係者5人が失踪した事件で、中国国営通信の新華社は17日、うち1人の男性は、12年前に中国本土で起こした交通死亡事故の罪を償うために中国の公安当局に出頭したと伝えた。中国当局が男性を拘束したことを事実上認めた。

 国営中央テレビも17日、「出頭した自分の判断を尊重してほしい」と語る男性の様子を放映した。ただ、男性を拘束している場所や、ほかに失踪中の4人の状況などは報じておらず、香港では引き続き真相解明を求める声が上がりそうだ。

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