麻生太郎財務相は15日の閣議後記者会見で、日韓通貨スワップ(交換)協定の再締結問題について「経済状況は変化しているので、協力はやぶさかではない」と述べ、韓国からの要請があれば前向きに検討する考えを示唆した。

 通貨交換協定は、複数の国・地域の政府や中央銀行間で、金融危機などの緊急時に外貨を融通し合う仕組み。日韓間では、2001年に結ばれたが、両国関係の悪化などを背景に期限が到来した15年2月に失効した。