【北京共同】北京の日本大使館によると、中国の孔鉉佑外務次官補は17日、木寺昌人駐中国大使と外務省で会談し、独立志向の最大野党、民主進歩党(民進党)の蔡英文主席が勝利した16日の台湾総統選の結果や中台関係について中国の立場を説明した。
中国は台湾問題への外国政府の関与に神経をとがらせている。詳しいやりとりは不明だが、日本に対し、安倍晋三首相とも関係が近いとされる蔡氏の当選を受けて、あらためて「一つの中国」などの原則的立場を説明したとみられる。
木寺氏は孔氏に対し「台湾に関する日本の立場に変わりはない」と表明したという。