地球を背景にした国際宇宙ステーションのヒャクニチソウの花(NASA提供)
共同通信社

 「初めての宇宙育ちの花が咲いたよ」。国際宇宙ステーションで育てたヒャクニチソウが開花したと、長期滞在中の米国人飛行士スコット・ケリーさんが18日までに短文投稿サイト「ツイッター」で報告した。投稿された写真には、オレンジ色の一輪の花が力強く咲き誇っている。

 ステーションでは野菜などの植物を無重力の環境で育てる実験装置があり、昨年8月には滞在中の油井亀美也さん(45)が初めて栽培したレタスを試食した。花は食用ではないが、将来の長期的な宇宙飛行で必要になる食料生産に向け、大事な一歩となりそうだ。