デヴィッド・ボウイが米アルバムチャートでトップに輝いた。ガンとの闘病の果てに今月10日、69歳で死去したデヴィッドによる27枚目の最新スタジオアルバム『ブラックスター』が、発売初週にして18万1000枚を売り上げ、アデルの『25』を追い抜きビルボード200の1位を獲得。デヴィッド初の米チャート1位となった。
同チャートはデヴィッドが死を迎える2日前に発売となった同アルバムの純粋なセールス17万4000枚とアルバムと同等とみなされるストリーミング視聴回数を踏まえてランキング結果を出しており、1991年に音楽の電子的販売が開始されて以降、デヴィッドにとって最も大きな売り上げを記録した週となる。
さらに、デヴィッドの過去の9作品が同ランキング内に入っており、中でも2002年に最高70位どまりだったベスト盤『ベスト・オブ・ボウイ』が4位と健闘を見せ、『シギー・スターダスト』が21位となっている。
デヴィッドの出身国イギリスのチャートでは、『ブラックスター』は15万枚のセールスを記録して同じく1位を獲得している。過去のデヴィッドの作品を全てあわせると先週だけで計50万枚売れており、19作品がチャート100位以内にランクインし、そのうち10作品がトップ40入りを果たしている。