安倍晋三首相は19日の参院予算委員会で、2015年度補正予算案に盛り込まれた低年金高齢者に対する3万円の臨時給付金について「今年前半にかけて個人消費の下支えを行い、経済の下振れリスクに対応することが極めて重要だ」と必要性を強調した。補正予算案は19日午後に予算委で採決。20日の参院本会議で成立する見通しだ。

 首相は、野党が給付金を「ばらまき」と批判していることに対し「高齢者は賃金引き上げの恩恵が及びにくい。デフレの影響もあり、年金額は伸びなかったのも事実だ」と反論した。

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