2013年3月に自殺した札幌市の北海道立高校1年の男子生徒=当時(16)=が部活内の人間関係のトラブルなどをめぐって顧問の男性教諭から指導され、死の直前、友人に宛てたメールで「全く心当たりがない」と不信感をつづっていたことが18日、分かった。

 教諭の発言が自殺の一因になった可能性をうかがわせるが、北海道教育委員会は「自殺の原因は特定できなかった」と説明している。遺族は学校の対応をただすため、15年度内に道を提訴する方向で検討している。

 生徒は13年3月3日の日曜日、吹奏楽部の練習のために登校したが、市営地下鉄の線路に立ち入り列車にはねられて死亡した。