非加盟国の石油供給、縮小へ=米シェール減産で―OPEC月報

 【ロンドン時事】石油輸出国機構(OPEC)は18日公表した1月の月報で、米国やロシアなどOPEC非加盟国の石油供給が2016年に、8年ぶりに縮小するとの見通しを示した。原油相場安で米国のシェールオイルの生産が減少することが主因。

 月報によると、15年まで7年連続で増加していた非OPECの供給は16年に日量5621万バレルと、前年比66万バレル減少する。このうち、米国の供給は38万バレル減の1350万バレルにとどまる。

 月報は「OPEC非加盟国の生産は今後6カ月、持続的な原油安の影響を受けやすい」と指摘した。