これまで「いいね!」だけだったフェイスブックの投稿に対するリアクションが、1月14日から「いいね!」「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の6種類に拡大。様々な感情を表現できるようになった一方で、新たな悩みを抱える一部のネットユーザーもいるようだ。
複数のリアクションは、2015年10月からアイルランドとスペインでテストとして実施。「いいね!」を意味する「Like」のほかに、「Love」「Haha」「Yay」「Wow」「Sad」「Angry」が追加されていた。それが今回日本でも採用され、「いいね!(Like)」「超いいね!(Love)」「うけるね!(Haha)」「すごいね(Wow)」「悲しいね(Sad)」「ひどいね(Angry)」の6種類のリアクションができるようになった。
今まで、「あまりよくない出来事の投稿に対するリアクションが困る」という声も多かったフェイスブック。「いいね!」では表せなかった気持ちを正確に表現できるようになり、使い勝手はよくなったはずだ。しかし、ネットユーザー全員が受け入れているわけではない模様。ツイッターでは、
「Facebookで『いいね』『超いいね』『うけるね』のどれをつけるか悩み考え込むことが増えました」
と、6種類の中から適切な反応をしなくてはいけないことに悩むネットユーザーが続出。また面倒くさいという意見も多い。さらには、
「Facebookのいいねボタンの変更、1度でも『超いいね』をつけたら、その後『いいね』は押せないんじゃない?」
などと、「超いいね!」が登場したことで「いいね!」というリアクションがしづらくなるとの意見もあった。
「いいね!」ボタンだけであれば、“とりあえず押す”なんてこともできたが、リアクションの種類が増えると、やはり書き手の意図を汲んだ反応をしなくてはという思いが強くなるのだろう。6つのリアクションは、ユーザーにとっての新たな悩みの種となってしまいそうだ。
※当記事は2016年01月18日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。