AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)グループB第3戦が19日に行われ、U-23日本代表とU-23サウジアラビア代表が対戦。日本が2-1で勝利を収め、グループステージ3連勝を果たした。
試合後、ガンバ大阪MF井手口陽介が勝利を振り返った。
井手口は今大会3試合目で初出場を果たし、54分に決勝点を挙げた。「結果を残せたのは良かった。3ボランチの形は自分としては初めてだったので、(戦術的な部分を)意識して試合に入った。ボールが(自分と)逆のサイドにある時、(ポジショニングを)締めることを特に意識してやっていた」とプレーを振り返り、得点の場面については「落ち着いて打てたので良かったと思う。逆サイドにボールがある時、(ボランチの)裏が空くというのは思っていた。(南野拓実が)中に切り込んできた時、パスが来るかどうかはわからなかったけど、来たらダイレクトで打とうとは思っていた」と、狙いどおりの形でゴールを決めたことを明かした。
日本は今節、過去2戦からシステムを変更し、3ボランチの布陣で臨んだ。MF三竿健斗、MF大島僚太とともに中盤を組んだ井手口は「普通のボランチよりも前目で起点になるポジションだと思ってやっていた」と話し、「(開幕2試合に)出られていない分、走りや筋トレを意識してやっていた。決勝トーナメントでも、いつ(試合に)出てもいいようにやっていきたい。走りは試合に出ていない選手がメニューとしてこなす練習だけれど、筋トレは自分の判断でやってきた」と、コンディションの良さを窺わせた。
今大会初出場だったが、井手口は緊張していなかったと言う。G大阪のチームメイトから試合前に連絡があったか問われると、「いや、なかったです。逆にヨネくん(米倉恒貴)にLINEのゲームアプリのを送ったら、『おまえ、試合前だろ』と(笑)。リラックスはしていたと思います。ゲームは別に流行ってはいないです。ヨネくんとハルくん(藤春廣輝)、ハルくん(西野貴治)くらいしかやっていない。出したのはホテル出発前ですね」と、試合前のエピソードを明かした。
日本は22日に行われる準々決勝で、U-23イラン代表と対戦する。