「CoCo壱番屋」が廃棄した冷凍カツが横流しされた事件に絡み、愛知県の産業廃棄物処理業者「ダイコー」が、イオンやローソンなど流通大手の食品も横流ししていた可能性のあることが20日、分かった。各社が明らかにした。

 大手の製品も含めて広く廃棄食品が不正に流通していた疑いが濃厚となり、岐阜、愛知両県警は食品衛生法違反容疑などでの立件を視野に本格的な捜査に乗り出した。

 岐阜県などの調査によると、ダイコーから廃棄カツを仕入れていた「みのりフーズ」の施設で、壱番屋製品以外にもセブン&アイ・ホールディングス、ローソン、ファミリーマートの108品目の食品が見つかった。