容疑者の顔写真、3Dで保存へ 犯人特定や再犯防止に効果
警視庁が4月から、逮捕した容疑者の顔を特殊なカメラで撮影し、3D画像としてデータベース化することが21日、捜査関係者への取材で分かった。防犯カメラのあらゆる角度の映像と照合が可能になるといい、犯人の特定と再犯防止に効果が期待される。全容疑者を3D撮影するのは全国初の取り組みという。
警視庁によると、警察では逮捕した容疑者の顔と全身をそれぞれ正面と横から撮影した画像を保存している。今回、専用のカメラとソフトをメーカーと共同開発。容疑者の顔を正面と左右斜めから同時に撮影した画像をパソコンに取り込み、顔面を3Dデータに変換して登録、保存する。