DigiTimesは14日(現地時間)、韓国サムスンが昨年10月中旬に発表した「Tizen OS」スマートフォン「Samsung Z3」が(過去記事)、2016年の早い時期に大幅な販路拡大を実現する見込みと報じています。
画像は「Samsung Z3」
DigiTimesによると、2016年第1四半期(1〜3月)に10ヶ国以上の欧州諸国およびインドネシアにおいて販売が開始され、2016年前半にはロシアでSamsung Z3の販売が開始される見込みとのことです。なお、ロシアにおける発売の背景には、同国政府がAndroid OSおよびiOSに代わる “第3の選択肢” を欲していることが関係していることが指摘されています。
Tizen OSは、2015年第3四半期のOSシェアにおいて「BlackBerry OS」を抜き世界第4位の座を奪取することに成功しており、今回の計画により市場シェアはより一層拡大することになりそうです。
現在のTizenプラットフォームには低価格なローエンドモデルのみが用意されていますが、年内には高性能なハイエンドモデルが登場する可能性も指摘されており(過去記事)、Tizen OSを取り巻く今後からはまだしばらくは目が離せそうにありません。
[DigiTimes via Phone Arena]