2007年3月、「第1回日中議員会議」で全人代の幹部と握手する扇千景参院議長(右)=国会
共同通信社

 参院の超党派議員でつくる代表団が2月下旬に訪中し、中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)との議会間定期交流「日中議員会議」を約4年ぶりに再開させる方向で最終調整していることが22日、分かった。中国共産党序列3位の張徳江全人代常務委員長(議長)とも会談する見通し。複数の関係者が明らかにした。

 昨年は衆院や自民、公明両党との定期交流が再開しており、2012年9月の日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に対する中国側反発などで停止した日中間の主要な議員交流の枠組みは、参院超党派議員団の訪中でほぼ復活。日中関係の改善が進みそうだ。

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