先日、「教えて!gooウォッチ」では「子どもの頃ゲーム禁止された反動でゲーマーになる人」という記事をリリースした。記事内ではゲームを禁止された反動はあるかご紹介したが、これについて提供先のニコニコニュースで約450ものコメントで議論が盛り上がっているのを発見。
それだけ子どもの頃、親からゲームを禁止された人が少なくないのかもしれない。すでに大人となった今、親がゲームを禁止するということについて考えさせられる人も多いだろう。今回はニコニコニュースのユーザーが寄せてくれた実体験を交えた意見をもとに、子どもの頃にゲームを禁止するのは正しいのか間違いなのか、さらに議論を深めてみたい。
■闇雲なゲーム禁止はなぜダメなのか?
「何でもそうだけど納得できない理由で禁止されたり強制されたものには反動がつきます」(いちごどうふさん)、「ダメと言われると余計にのめり込むのが、人間の性なのか・・・」(サシスさん)
まず目についたのは上記の意見である。親にとってゲームは大敵に映ることが多い。「子どもの頃ゲームいっぱいしてたら親がブチブチ文句言ってくるのがうっとうしかったです」(木戸村正さん)とあるように、ゲームばかりやっていては勉強が疎かになってしまうのではないか。
そう心配してゲームを禁止する親は多いだろう。とはいえ、ただ闇雲に「やっちゃダメ!」と注意されても納得がいかず、禁止されたところでまた隠れてやりたくなってしまう子どもも少なくない。
そのため「やらないと後悔するのはお前だよ?って言われた時はコントロール置いたなぁ・・・」(オタコン店長さん)とあるように、どうしてゲームをやっちゃいけないのか。子どもにちゃんと説明する必要がありそうだ。
実際、「宿題とか受験とか明確な目的や目標があるなら禁止令もそれなりに意味はあると思う」(日没処親父)、「ゲーム禁止は言われなかったけど、受験とはテスト前は自主的にやらないようにしてた」(はなさん)と、ゲームばかりしていては勉強に支障が出ると分かれば、子どももゲームとの関わり方を見直すのではないか。この辺りは子どもによって禁止の仕方も変わってくるかもしれない。
■ゲームは悪と決めつけるのではなく……
もうひとつ親として心配なのは、ゲームばかりに夢中になってしまうことだろう。例えば外に出て友達と遊ぶことがなくなったり、家のことを一切やらくなったりするようでは、あまりいい影響とは言えない。
「普段からやるべき事をやらずにゲームばかりしてたり一切外に出ずにゲームばかりしてるような子どもは無理やりにでもゲームから引き離さないとダメだよ」(ガレックさん)とあるように、そうした子どもにはゲームを禁止するのも仕方ないだろう。
なかには「長らく買ってもらえずにゲームの話題が出せなくて孤立してたな」(饅頭さん)、という意見もあったが、こうした不満は経験済みの人も多いのでは。ゲームをしていないことで話題に入れないことは寂しいが、そうした中での人間関係の築き方も子どもの頃から学ぶことも、大人になった時のコミュニケーション力に繋がってくるかもしれない。
いうなれば子どもの頃にゲームを禁止するのは、子どもによりけりな部分が多いという結論に落ち着きそうである。自分たちが親になった時は、ゲームの悪いイメージにとらわれず柔軟に対応したいものだが、皆さんの意見はいかがだろうか?
柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)