俳優の小栗旬が23日、都内で行われた映画『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』の初日舞台あいさつに出席し、共演の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)からツンデレぶりを暴露された。
本作は、戦国時代にタイムスリップした高校生・サブロー(小栗)が、自分と同じ顔の織田信長の代わりに天下統一を目指すさまを追った人気ドラマの映画版。信長が死ぬ“本能寺の変”が迫る中、運命に抗って生き抜こうとするサブローの姿が、笑いと涙、豪華キャスト演じる歴史上の人物との青春ストーリーを交えて描かれる。
おすすめのシーンを尋ねられた藤ヶ谷は、信長の肖像画を家臣たちが描く中、似ていないことから信長に蹴られる冒頭のシーンを挙げ、「旬くんが(蹴る)アドリブを入れてきたりして楽しくて」とにっこり。ところが、なぜか小栗は向井理と共にノーリアクションを貫き、「そんなことなかったですか……?」と藤ヶ谷を狼狽させる。
その後、小栗は「藤ヶ谷くんに結構(アドリブを)振っていたんですけどリアクションがいまいちだったので、途中からは切り替えて(他の人に)いったっていう感じ」と突き放すコメントで笑いを誘う。しかし、そんな小栗の冷たい態度にも藤ヶ谷は慣れた様子で、「切り替えた方を使われたので、僕もいろいろ学びました」とポジティブに返しめげず。
さらに、小栗から「乗馬や殺陣、所作も全て教えていただいた」という藤ヶ谷は、小栗のことを「すごくカッコよくて優しい」とリスペクト。また、「二人きりのときはめっちゃ優しいんですけど、皆さんがいるとちょっと冷たくする」という小栗のツンデレぶりを暴露し、小栗を大照れさせた。
この日は柴咲コウ、高嶋政宏、山田孝之、松山博昭監督も出席し、鏡開きで公開初日を祝福した。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』は全国公開中