長野県軽井沢町のバス転落事故を受け、観光庁が全都道府県に対し、スキーツアーを手掛ける小規模な旅行業者への集中的な立ち入り検査を要請したことが22日、分かった。貸し切りバス事業者に適正額で業務を発注しているかなどを把握するのが狙い。全国で100~200社の検査を想定しており、3月末までに抜き打ちでの実施を求める。法令違反があれば、都道府県が行政処分する。

 観光庁は20日付で要請文書を送った。長野の事故のツアーを実施した「キースツアー」(東京)と同様に、比較的小規模の業者は全国に約2800社あり、都道府県が旅行業法に基づく立ち入り権限を持っている。

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